「LINKAI横浜金沢」の形成

横浜市金沢区の臨海部は、1967年（昭和42年）の根岸湾埋立事業第2期「ハ地区」（鳥浜町）の埋立工事に始まり、1988年(昭和63年)の金沢地先埋立事業（幸浦・福浦等）完成までに市の都市再開発事業として生まれた地域です。現在、中小企業を中心とした産業集積を中心に、商業やリゾート関連施設が立地しています。
 
2017年（平成29年）の「金沢臨海部の活性化事業」で、地域で働く人々、近隣住民や市民の意見を取り入れて、「LINKAI横浜金沢」とネーミングされました。
 
 

国内有数の産業集積拠点

「LINKAI横浜金沢」は、北側の多様な業種が集積する鳥浜工業団地、南側の本組合をはじめとする各種の団地組合が集まる金沢産業団地、そこに南部市場等を加えた1,300社規模の国内でも有数の中小企業の一大産業集積拠点となっています。
 
・鳥浜工業団地･･･鳥浜町及び富岡東の一部を含む工業団地で、製造業を中心に約250社が集積する工業団地です。鳥浜町には、地元の店舗やスーパーマーケットが集積された「BRANCH横浜南部市場」が立地します。
 
・金沢産業団地･･･横浜市の基幹事業（いわゆる「六大事業」）のひとつ、金沢地先埋立事業により造成された金沢区臨海部（幸浦1・2丁目、福浦1〜3丁目）、その国道357号線の海側エリアです。ここに約600社が集積しています。
 
この両団地の間に位置するのが横浜ベイサイドマリーナ（白帆地区）です。「横浜港港湾計画」において金沢木材港を利用した「金沢地区マリーナ計画」により造成された準工業地域で、三井アウトレットモールの商業施設及び日本最大級のマリーナ関連施設を有する海洋性レクリエーション拠点となっています。
 
 

ビジネス推進に恵まれた環境

産業団地内に立地するMDCですが、近隣には「並木ふなだまり公園」や「金沢自然公園」、「海の公園」など、緑が豊富な空間に恵まれています。
 
オフィスのファシリティ最適化を検討する上で、当地進出企業のために設置された横浜市金沢産業振興センター（公益財団法人・横浜企業経営支援財団）の立地も魅力です。企業の事業活動の円滑化と従業員の福利厚生施設として整備された多目的グラウンド、体育館、テニスコート（4面）のスポーツ施設の他、コンサートホール、銀行、郵便局、診療所、飲食店舗、研修室等の各種機能を複合施設です。産業団地立地企業優先利用による公的機関で比較的安価で利用できること、企業と地域住民の交流を深めることも可能になります。
 
ショッピングに南部市場をはじめコストコ等の大規模商業施設、レジャーには横浜ベイサイドマリーナや横浜八景島シーパラダイスなど、余暇時間を飽きさせない施設が揃っていることも見逃せません。